会社のホームページ、制作会社に任せていれば安心?サイバー保険で確認したい備え

サイバーリスク

「ホームページは制作会社にお願いしているから、安全対策も大丈夫」。そのように考えている経営者や事業主の方もいるのではないでしょうか。

会社案内、商品・サービスの紹介、問い合わせ受付など、ホームページの使い方はさまざまです。専門的な仕組みをすべて理解する必要はありませんが、公開後の管理を誰が担当するかは確認しておきたいところです。

最近も、ホームページを動かす仕組みの一つである「PHP」の安全上の問題について、IPAから注意喚起が出ています。こうした情報を、自社の管理体制を確かめるきっかけにしましょう。

「作ってもらう」と「管理してもらう」は別

制作会社との契約には、ホームページを完成させる作業だけでなく、公開後の点検や安全のための更新まで含まれているでしょうか。

文章や写真を追加する契約でも、不正アクセスが発覚した際の調査や復旧まで含まれるとは限りません。「相談できる相手がいること」と「事故対応を依頼できること」を分けて確認することが大切です。

制作時の担当者が変わった後、連絡先や契約内容が分からなくなっていないかを見直してみましょう。

外部に任せても、会社側の判断は必要

ホームページで異常が見つかった場合、公開を止めるか、問い合わせをどう受けるか、顧客や取引先に何を伝えるかは、自社の仕事にも関わります。

制作会社が技術的な対応を担う場合でも、会社側の責任者や連絡担当者を決めておくと、確認を進めやすくなります。警視庁も、外部事業者との役割分担や緊急時の連絡体制を明確にするよう案内しています。

保守と保険を整理する3STEP

STEP 1|現在の契約を確認する

更新、バックアップ、異常の監視、事故発生後の対応について、どこまで依頼できるかを確認します。契約書だけで分からなければ、担当者に説明を求めましょう。

STEP 2|事故時の連絡先をそろえる

制作会社、サーバー会社、社内責任者、保険代理店の連絡先を整理します。管理画面や会社メールが使えない場合でも、連絡できる形で保管します。

STEP 3|保守契約で足りない備えを相談する

事故時に別料金となる作業や、専門業者への依頼が必要になる場面を聞き、保険で確認したい項目をまとめます。

サイバー保険は「任せ先」と一緒に考える

サイバー保険を確認する際は、原因調査、復旧、顧客への対応など、事故後に必要になりそうな作業を具体的に伝えましょう。

補償の対象、利用できる相談サービス、業者へ依頼する際の手続きなどは、契約によって異なります。加入しているだけで任せきりにせず、最初の連絡先まで確認しておくことが重要です。

また、通常の保守費用と事故後の対応費用は分けて相談します。予防のための更新費用が、そのまま保険の対象になるとは判断できません。

POINT

大切なのは、制作会社の管理、会社自身の判断、保険による備えをつなげることです。

注意書き

本記事は一般的な情報提供です。管理の範囲は保守契約等により異なります。保険の補償・サービス・支払可否は、契約内容と事故の状況等に応じて個別確認が必要です。

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