サイバーリスク
見積依頼、来店予約、商品への質問、採用の申込み。ホームページは、情報を紹介するだけでなく、仕事の入口にもなっています。
そのため、サイトの停止は「画面が見られない」という問題だけでは終わらないことがあります。会社や店舗では、受付を続ける方法と、事故後の費用への備えを一緒に考えておきましょう。
店舗や事務所が使えていても影響はある?
従業員が普段どおり働けていても、新しい相談や予約を受け付けられなければ、営業に影響が出る可能性があります。
想定例:ある事業者のホームページに異常が見つかり、公開を一時停止しました。通常の業務は続けられますが、問い合わせフォームからの受付ができなくなりました。
この場合、サイトの復旧と並行して、既に受け付けた相談への返事や、代替の連絡先の案内を考える必要があります。ただし、停止の原因はサイバー攻撃とは限らず、設備や設定の不具合なども考えられます。
復旧までの受付方法も決めておく
電話受付の担当や、受けた内容を残す方法を決めておくと、停止時の対応を整理しやすくなります。
会社メールも利用できない場合を想定し、別の連絡方法を確認しておくことも大切です。ただし、顧客情報を場当たり的に個人端末へ移したり、従業員の連絡先を無断で公開したりしないよう、社内でルールをそろえましょう。
受付窓口を変更する際は、誰が案内を出し、誰が内容を確認するかも決めておきます。
営業窓口を守る3STEP
STEP 1|サイトで受けている仕事を書き出す
問い合わせ、予約、注文、採用などの用途を整理します。止まると何に困るかが分かれば、優先して対応する窓口を決めやすくなります。
STEP 2|代替窓口と担当者を決める
利用可能な電話等の連絡先、受付時間、社内への引き継ぎ方法を決めます。案内する場所は、保守担当者と安全を確認して選びます。
STEP 3|復旧後に受付を確認する
トップページの表示だけで終わらせず、テストの問い合わせが会社側へ届くところまで確認します。停止中に対応が必要だった相手も整理しましょう。
サイバー保険で売上への影響も確認できる?
保険を相談する際は、原因調査やサイトの復旧費用と、営業への影響を分けて伝えましょう。
「予約や問い合わせが減った」という事情だけで、売上の減少がすべて補償されるとは限りません。対象となる事故や業務停止の条件、必要な記録、補償範囲などの確認が必要です。
日頃から受付状況や障害の発生・復旧時刻を記録する仕組みがあると、事故時の説明にも役立ちます。自社がサイトをどのように仕事へ使っているかを伝えることが、保険相談の出発点です。
ホームページの備えは、復旧する方法と、復旧まで受付を続ける方法の両方を考えましょう。
注意書き
本記事は一般的な情報提供で、事例は想定例です。停止原因や対応は保守担当者等へ確認してください。営業上の損失を含む保険の補償・支払可否は、個別の契約と事故状況等により異なります。
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