BCPって何から始める?中小企業でもできる事業継続の第一歩

災害対策・BCP

BCPは、災害などで通常の仕事が難しくなったときに、重要な業務をどう続け、どう再開するかを考える取り組みです。

最初に「止められない仕事」を選ぶ

すべての業務を同時に守ろうとすると、計画が進みにくくなります。顧客への影響、生活や安全への影響、売上や取引先への影響を考え、優先したい業務を絞ります。その業務に必要な人、場所、設備、データ、仕入先を書き出すと、弱い部分が見えてきます。

たとえば、受注はできても担当者しか顧客情報を見られない、工場は無事でも材料が届かない、といったつながりも確認しておきたい点です。

STEP 01
選ぶ

優先する業務と必要なものを整理

STEP 02
備える

中断時の代替手段と連絡を決める

STEP 03
試す

机上で動かして修正する

起こりそうな中断から考える

地震、台風、大雨、停電、感染症、システム障害など、地域や業種によって備える場面は違います。愛知県内でも拠点の立地や通勤経路によって影響は変わります。自社で起こりそうな中断を一つ選び、「当日、翌日、しばらく止まった場合」に何に困るかを話し合うと、計画が具体的になります。

代替の連絡方法、別の拠点、外部の協力先、データのバックアップなど、今できる備えから始めましょう。

POINT

最初から完璧な計画を目指すより、重要な業務一つから始め、試して改善するほうが現場で使いやすくなります。

短い計画を試して見直す

誰が判断し、従業員や顧客へどう連絡するか、どの業務を先に動かすかを一枚にまとめます。作った後は机上で状況を想定し、担当者が不在の場合も試してみます。うまくいかなかった点を修正し、事業や人員が変わったときに更新することが、使えるBCPにつながります。

経営者だけで抱え込まない

現場の担当者は、普段の業務でどの設備や取引先に依存しているかをよく知っています。経営者が優先順位を示し、各担当者から「止まると困ること」を聞くと、見落としが減ります。取引先や委託先に代替手段を相談することも、計画を現実的にする助けになります。

計画には従業員の安全確認、判断する人と代理、顧客への連絡、優先業務、必要なデータや設備を短くまとめます。作成日と見直し担当も残しましょう。災害時の状況は想定どおりとは限らないため、計画を一度作って終わりにせず、訓練や実際の出来事で分かったことを反映していくことが大切です。

自社で確認したいこと

読んだ内容を自社の現状に当てはめ、次の項目を確認してみましょう。すべてに一度で答える必要はありません。分からない点を見つけることも、備えの一歩です。

  • 優先する業務を一つ選び、その依存先を挙げていますか。
  • 判断役が不在のときの代理と連絡方法を決めていますか。
  • 計画を試して、見つかった課題を更新していますか。

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